お天道様に感謝
(奥さんブログ)
昨日まで雪を降らす気満々で(結局あまりふらなかったけど)の空と比べたら、今日はとってもお日様が輝いてて気持ちいい。
以前から、晴れの日と雨の日と比べると、自分の行動力にすごい差があると思っていました。
病気になってみると、お日様のぴかーっと降り注ぐ光になにか心まで洗われるような気分になります。
昔の日本人が「様」をつけたくなるのが良くわかります。
キャンサーギフトという言葉があるそうです。
恐怖を覚えずにはいられない「がん」と愛のエネルギーに満ちた「贈り物」という、なんとも矛盾した言葉だけど、でも私にはよーくわかるんです。
がんになったからこそ、人生には限りがある。だから一分一秒を大切に生きなければいけないんだと、強く強く実感できました。
これからの人生、どのみち副作用や再発の恐怖はつきまとうでしょう。やだなやだなと思って過ごす時間と、痛くても怖くてもハッピーなことに注力する時間、どっちがいいかっていったら断然後者の方がいいです。いいに決まってます。
私の大好きな歌の一つに、椎名林檎さんの「獣ゆく細道」があります。
「なけなしの命が一つ、どうせなら使い果たそうぜ かなしみが覆い被さろうと抱き抱えて行くまでさ 借り物の命が一つ 厚かましく使い込んで返せ さあ貪れ笑い飛ばすのさ 誰も通れぬほど狭き道を行け」。
どうですか、この歌詞。
めっちゃ痺れる、まだ抗ガン剤もやっていないのに、体中が痺れます。
よし、これからは自分の楽しみだけを追求して、図々しく生きよう。我慢しないでやりたいことをやろう。
とりあえず、まだ寝ている旦那をたたき起こしにいこう。