テリーヌをよりおいしく食べよう
(奥さんブログ)
先日作ったテリーヌ、というよりちょっとソーセージに近い味のこのテリーヌを、よりおいしく食べる方法を研究しています。
今日は、エッグベネディクト風です。
ベネディクトってなんでしょ。
ベネディクト・カンバーバッチって俳優がいましたけど、関係あるんでしょうか。
諸説あって、わかってないみたいなんです。
ベネディクトさんってひとが作ったとか、あるいは金持ちのベネディクトさんのためにホテルのシェフがつくったとか言われています。
エッグベネディクトは、一時めちゃくちゃはやりましたね。
イングリッシュマフィンの上に、ベーコン、ポーチドエッグ、それからオランデーズソースがかかったものです。
オランデーズソースとは、 バターと卵黄とレモンソースを乳化させて作る、あったかいマヨネーズのようなソースです。
でも、けっこうな量のバターを使うので、中年の体にはいろいろときつい。
これは、自家製トマトソースに置き換えることにしましょう。
オランデーズソースは、フランス語だとsauce à la hollandaiseと書きます。
hollandaise sauseでもいいみたい。オランダ風ソースという意味です。
じゃあどこがオランダ風なのか?
これも実はわかっていないんですって。なんじゃそら。
ちなみにオランダは英語でなんていうでしょう?Holland?実は国名を表す場合は、Kingdom of the Netherlands. sがいるんですね。オランダ領の海外の領土も含めていることを表します。
オランダ人はNetherlander. え?じゃあ「オランダ」って何語なんだって思いますよね。
そもそも、オランダはNetherlandの一つの州だそうです。外国との闘いで活躍したから、国そのものを指す別称になったらしいのです。
さらに、日本にポルトガルの宣教師が「Hollanda」と伝えたことが、日本でオランダという言葉が定着するきっかけになったのだとか。
Hollanderは、オランダ人を指す言葉として英語辞書には載っています。
話がズレました。
エッグベネディクトに欠かせないもう一つのアイテム、それがポーチドエッグ。
ポーチドエッグは、何回かトライしたことがありますが失敗続き。どうしてもうまくできませんでした。
今回その理由が判明したので、うまくできるか検証しながら作ってみます。
グッズなんか買わなくてもできるようになるもん。
ポーチドエッグは、お湯をはった鍋に卵を割り入れて作ります。
お酢やレモンをそのお湯にいれると白身が固まりやすくなるので、鍋の中で白身が散らばりにくくなるというのです。
その濃度はお湯1リットルあたり大さじ2杯くらい。結構入れます。
卵白は、水様卵白と濃厚卵白の2種類があります。
この水様のさらさらとした卵白が、鍋の中で散らばりやすい。
これだけ漉しとってしまうというレシピもありましたが、今回はお酢の力を信じて卵を泳がせてみます。
お湯の温度は、フツ、フツフツと泡がたつくらい。そこにお酢を入れましょう。割合は守ります。1リットルあたり大さじ2杯。
鍋に直接割り入れてもいいですよ。でも白身が鍋の中で少しでも散らばるのを防ぐことができます。
よし、やってやんぞ。
そっと鍋に卵を投入。
Σ(´Д` )
卵白が散らばらない‼️ 多少水様卵白がふぁぁと鍋の中で伸びてドキドキしましたが、結果大成功。
頃合いを見計らって、冷水を張ったボウルに取ります。余計な熱を卵に加えないためと、酸味を取り除くためです。
そしていよいよテリーヌの上へ。ここで割ってしまっては元も子もありません。トマトソースで作ったクッションの上に、息を止めてそっとおきます。
出来た。やっと成功できた。コショウでお化粧して出来上がり。
少し濃いめのテリーヌと薄味のトマトソースの相性抜群。
これはまた作ろう。
山盛りポテトを添えてありますが、これはポテトが大好きなまめちゃん用のお皿。
私のは5つだけ。AGEsが入っていますからね。(食べるんかい、やめとけよ)
なかなか卵が割れないの図。