腸活は調味料でもできる
これはなんだかご存知ですか。
石を敷いた水槽のようにも見えますが、ちがいます。
これは、調味料の素です。「ひしお麹」といいます。
ひしお麹を使ってつくる調味料を、ひしおといいます。醤油の「醤」と書いてひしおです。
大きい粒が大豆麹、小さい粒が麦麹。これに醤油と水をいれて作る調味料です。
麹菌により大豆のタンパク質がアミノ酸に、麦と大豆のでんぷんがブドウ糖に分解されているので、うま味たっぷり。
水を入れているので一さじ当たりの塩分量は醤油の半分ですが、甘みうま味が倍増しているので物足りなさはありません。
ひしおのアミノ酸の含有量は、飲む点滴と言われる甘酒以上!
さらに、
美白効果のあるコウジ酸、ビタミンB、抗酸化作用のあるメラノイジンが含まれています。
これだけの効果が高い調味料なのに、なんで流行らないんでしょう。
いや、流行っちゃったらひしお麹が手に入らなくなっちゃうな。
甘酒が流行り始めた時も、米麹がどこ行っても売り切れててめっちゃ迷惑だった。だから流行らなくてもいいや。
食べる美容調味料というべきひしおは、このブログを見た人だけの秘密にしましょ。甘酒よりも失敗が少ないので、ぜひ手作りしてみてください。
ひしお麹は、スーパーでは売っていません。ネットで手に入れてください。
では作り方を説明します。
ひしお麹のパッケージに書いてある通り、しょうゆ600ml、水を300mlいれます。
おや、ピントがあってなかった。ごめんなさい。
この、およそ食べ物と思えない状態が、日に日に変化します。清潔なスプーンで、毎日1回上下をひっくり返していくのです。
数日も経つと、水分を吸って大豆麹と麦麹がパンパンになりました。
大豆がコーヒー豆のようになっています。黒く四角いものは、昆布です。一緒に入れるとだしが出ておいしいです。
タッパを開けた瞬間に良い香りがはじけます。
醤油に甘みを足したみたらしのような、あるいはバター醤油のような、コクとまろみのある香りです。
水分が足りないように見えますが、ここで足してはいけません。作りなれない頃は、この時点で「え、測り間違えたかしら」と足すこともしばしばあったのですが、後々後悔することになります。
作り始めて1週間後の写真をご覧ください。
どうですか、このしっとり具合。ここまできたらもうOK。
これで出来上がりなのですが、毎日かき混ぜるのを忘れないでください。
タッパの中で二種類の菌が生きています。酸素が好きな好気性の菌と、酸素が大嫌いな嫌気性の菌です。
かき混ぜるのを怠ると、この二種類の菌がタッパの底とひしおの表面でそれぞれ繁殖することで、嫌な臭いがしたり味が落ちます。
毎日かき混ぜて、菌が増えすぎて悪さをしないようにしましょう。
できあがったひしおは、醤油の代わりにどんどん使います。
一番のおすすめは、お刺身。
特に、漬けにしたら料亭の味になります。スーパーの半額シール付きのお刺身も、ひしおに漬けておくだけで全体がねっとりします。うずらの卵でも落としたら最高。
肉を漬けておいてもいいです。
硬くなりがちな鶏むね肉も、ひしおに1日漬けてから焼くとしっとり食べられます。ひしお自体に甘みがあるので、照り焼きにするときに糖分を足す必要がありません。
ひしおに油とお酢を混ぜれば、おいしいドレッシングになります。
通常ドレッシングは、かけ過ぎは体に良くない気がしますが、ひしおドレッシングは一滴も残さずに食べていただきたいです。
手足口病が大流行していると聞きます。免疫力を上げるために、ひしおを取り入れてみませんか。