ヨーグルトあれこれ
(奥さんブログ)
腸のために、世界のさまざまな発酵食品を調べまくっているワタクシ。
今日はヨーグルトについて考えてみます。
ヨーグルトは、yogurtと書くんだと思っていたんですけど、これアメリカ英語見たいです。
イギリスだと yoghurt。「h」よ、オマエはどこから来たんだ。
フランス語だとyaourt。男性名詞らしいので、un yaourtというとか。なんでヨーグルトが男性って決めたんでしょうかね。
ちなみにyaourtièreはヨーグルト製造機で、これは女性名詞。産み出すものだから女性名詞ってこと?わかりませんが。
乳製品大国のフランスには、独特のレシピがあるかと思って調べてみました。
でも、「yaourt、 recette(レシピ)」で調べてみても、自家製ヨーグルトの作り方がヒットするばかりです。
フランスはヨーグルトを使って何かするという食習慣がないのかな。やっぱりチーズのほうが好きなのかもしれません。
実は、ヨーグルトはもともとはトルコが発祥。
朝にちょこっと食べるぐらいの日本と違い、本場トルコでは結構がっつり使うそう。
ヨーグルト+ガーリック+ハーブは、何にでもかける定番のソースらしいです。その定番ソースにきゅうりをいれたら、ジャジュクという立派なサラダのできあがり。結構水っぽいんですけど、スープではなくサラダだそうです。あくまでも。
あと、今の季節にぴったりのレシピでayran(アイラン)という飲み物があります。
これは飲むヨーグルトのしょっぱいバージョン。
作り方は簡単。ヨーグルトを水で薄めて、塩を入れたら出来上がり。泡だて器でかき混ぜて細かい泡をつくりそれをグラスのトップに乗っけて、さながら白いビールのようにして飲むんだとか。今度やってみよう。
海外のヨーグルトというと、トルコよりもギリシャを思い浮かべる人もいるでしょう。
ギリシャヨーグルトはねっとりしているイメージがありますが、あれは水切りをするからだそう。切った水分はどうしてるんでしょうね。
うちでも水切りヨーグルトは作ります。水分は晩酌の焼酎の中に混ぜるとおいしいです。まだ昼間だけど、飲んじゃおうかな。
話を元に戻すと、ギリシャでもトルコのジャジュクと似たザジキというものがあります。
水切りヨーグルトにガーリックとハーブ、それにきゅうりを入れたもの。
ジャジュクと違ってねっとりとしているのが特徴です。これは、パンに塗ったり肉の付け合わせとして使われるそうです。
アメリカでもcucumber sauceとして使われているみたいです。唐揚げとかにかけたらおいしそう。
ジャジュクとかザジキとか、なんか北斗の拳に出てきそう。すぐ殺されちゃうタイプの雑魚キャラだな。
夏といえばカレーですが、カレーといえばインド。
インドでもヨーグルトはよく食べられます。インドのヨーグルトは、ヨーロッパとヨーグルトと種菌も使っているミルクも違います。水牛のミルクを使ってるんですって。
ジャジュクの話をしましたが、実はインドにも本当によく似た「ライタ」というサラダがあります。
きゅうり、にんじん、玉ねぎをみじん切りにしてガーリック&ヨーグルトと和えたもの。クミンを入れるとぐっとインドっぽくなります。
シャバシャバなので、ドレッシングとしても使われるそうです。
よくカレー屋さんで出てくるラッシーは、トルコのアイランと同じようにヨーグルトを水で薄めてちょっと砂糖をいれたものだそう。
しょっぱくしないのは、カレーの辛さを中和させるためでしょうか。
砂糖の代わりにオリゴ糖をいれたほうが、腸によさそうですね。
こうやって調べてみると、なんか世界各国似たようなものをたべているんだなということがよくわかります。
体調を崩しがちな季節だからこそ、腸を鍛えるヨーグルトのバリエーションを増やしたいと思いました。