抗がん剤と免疫力
(奥さんブログ)
私自身、抗がん剤をやるかどうかはまだ決まっていません。しかし、やるつもりでいろいろ勉強しています。
勉強している上で誤解していたことに気づきました。
それは
「抗がん剤は、がん細胞を攻撃してくれるわけではない」
ということです。
これはびっくりしました。
では何のためにやると言うのでしょう。
攻撃してくれないならやる意味がないと思いませんか。
実は抗がん剤は、がん細胞を攻撃しているのではなく、がん細胞が増える速度を抑えている働きがあるそうです。
増える速度を抑えたところで、減らない限り完治することはないし、転移や再発の可能性があります。
がん細胞を減らしてくれるのは、自分の免疫力だそうです。
え、でも、
抗がん剤を投与すると、白血球の数が減りますよね。
白血球と言えば免疫力の要。
免疫力を減らしておいて、「がんを殺せるかどうかは君の免疫力次第だぜ」と言われるのはちょっと納得がいきません。
さらに奏効率という言葉があります。抗がん剤がどれだけ効くかを表した率です。
通常の標準治療の抗がん剤の奏効率は、20%~30%だそうです。これは、10人のうち3人にがんの縮小が見られたという意味。
いや、ちょまてよ、これ低すぎない???
さらに、抗がん剤は大変強い薬なので、身体に耐性ができることで、効きが悪くなることがあります。
副作用が強いばかりでなく、奏効率が低いなんて、抗がん剤への信頼度がだだ下がりです。
私はこれを読んで、本当にがっかりしました。
しかし、この低い有効性の抗がん剤の効果を高めるのは、私たちの中の人(免疫細胞)次第。
では、中の人達にがんばってもらうためにはどうしたらいいでしょうか。
私が、効果があると信じてやっていることを、次の記事でお話しします。
(参考文献:がんを告知されたら読む本 谷川啓司著 プレジデント社)