術後変わったこと ①
(奥さんブログ)
術後3週間くらいになりました。
何をするにもゆっくりとしかできませんでしたが、そのスピードがだんだん早くなってきました。だいぶ新しい身体の調子に慣れてきたような気がします。
術後一番変わったのは、深夜から早朝にかけて必ず1回トイレに起きるようになりました。
今まではこんなことは一回もありませんでした。
地震があっても起きない人でしたからね。
手術でリンパをごっそりと郭清した私はリンパ浮腫の危険性があるため、起きているときは常に貧乏ゆすりのように足を動かしています。
リンパ浮腫というのは、むくみのひどい状態のことです。
足に起きる場合は、どちらか片方が象の足のようになってしまいます。寝ているときは足を意識的に動かせないため、ベインピローを使用しています。
ご存じない方のために説明すると、
ベインピローっていうのは、かのテンピュール様が開発した足枕のことです。
足首から太股の付け根に向かって傾斜がついた、かなり大きめの枕です。
使用し始めた頃は、ちょっとこの傾斜がきつすぎるかなと思っていました。
でも今では、これが効いていると思っています。
実は深夜の尿って、結構な量溜まっているんですよ。
入院中、尿量を計る検査がありました。
私は癒着があった膀胱も手術したため、通常よりも尿管が長く留置されていたんです。
尿道に管を通して、トイレに行かなくても排尿できるようにしてありました。
尿の全量を見ることで、血尿ではないか、濁っていないか等をみることが出来ます。
しかし、あまり長く留置すると排尿障害が起きるんですね。
つまり、尿意が起きなくなる、もしくは膀胱に溜まっている尿が全部出せなくなるということが起きます。
尿管をはずしたあとは、どのくらい自分の意志で尿が出せたのか。そして膀胱にどれくらい残っているのかという検査をしました。
排尿のたびに、カップに溜めて計測器で計らなければなりません。
尿管がはずれたころから、深夜のトイレの習慣が始まりました。
深夜1~2回トイレに行っていたのですが、だいたいどれくらい出ていたと思います?
最高で、なんと350ml前後。ちっちゃいペットボトル一本分。多くないですか?
朝起きたときに、むくんで手が握りにくいことありますよね。
リンパがしっかりある皆様なら、いやーんむくんじゃった(テヘ♪)で済むでしょう。
でも
リンパがごっそり無い私にはそれが命取りになるかも?と日々恐怖を感じております。
だから、深夜に目が覚めるのはとてもいいことだと思っているのです。
よーし、今日も深夜に起きるぞー!